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ジョイントバイジョイントの考え方ついて

こんにちは。

Fitness Gym No.(ナンバー)です。

 

今回は、ジョイントバイジョイントの考え方についてご紹介します。

この考え方を知っておくことで、痛みが出る場所や、対象筋に効きづらいという時に、何故怪我や対象筋に効きづらいのか分かりやすくなると思います。

 

人間には、2種類の関節があり、モビリティ関節(可動性)スタビリティ関節(安定性)を持ち合わせています。

モビリティ関節:しっかりと可動域が出る関節  例、胸椎・股関節

スタビリティ関節:安定に特化した関節     例、腰椎・膝関節

ベンチプレスで例えると、必ず胸を張る動作をしますが、胸椎はしっかりと稼働してほしいところになります。

一方、腰椎(腰の部分)はスタビリティ関節で安定してほしい関節になります。

腰椎(腰の部分)は、関節の構造的な部分でも回旋(捻る動作)や伸展(反る動作)が苦手な関節となっていて、基本的には屈曲動作(曲げる)しか可動域が出にくい関節になっています。

 

○代償動作

・ベンチプレスでの例:胸椎(モビリティ関節)の可動域が狭く、代わりに本当は安定してほしい腰椎(スタビリティ関節)で反りを作ってしまう。

・デットリフトでの例:股関節(モビルティ関節)の可動域が狭く、ハムストリングスがタイト(硬い)になっていると股関節のモビリティがうまく出なくなって、下ろす動作で腰椎(スタビリティ関節)を丸めてデットリフトという動作を行ってしまう。

これを代償動作と言ったりします。

本来動くべきである関節の可動域がタイト(硬い)になったりとか普段の姿勢が悪いとか体の使い方がわからないなどの原因があってうまく可動しないで、その近くにある安定してほしい関節が代わりに動いてしまい、痛みであったり対象筋にうまく乗せられないとかに繋がってきます。

 

トレーニングの考え方として、うまく出来ていないのではなく、動いてほしいところがきちんと動いていない、もしくは安定してほしい場所が安定していないなどが考えられると思います。

これはトレーニングだけではなくてエクササイズをする時も、例えばフォームローラーを背中に置いて胸椎の可動域を上げるためにやるようなエクササイズがありますが、思い切り反ることで、本来は安定してほしい腰までも一緒に反ってしまうという人が多いです。

結果的に胸椎を動かしたいけど腰椎になって狙いの胸椎の可動域の向上というのがうまく出来ないということに繋がってきます。

 

モビリティがないからエラーとして出ているのか、もしくは動きは出るけど隣接する関節の安定がうまく取れていないからエラーとして出ているのか、というところが見えてくるのではないでしょうか。

 

これを知っているだけで、より体を意識してトレーニングに励めると思うのでぜひご活用ください。