本日は、徹夜が体に及ぼす影響についてご紹介いたします。
皆さんは、日々睡眠は取れていますか?仕事や勉強で忙しい。何かと追われているとき、睡眠時間を犠牲にしていませんか?
良好な睡眠が取れなければ、パフォーマンスは落ち、満足に働くことはできません。
適切な睡眠が取れれば、仕事は充実します。
明らかな事実であるにもかかわらず、残念ながら睡眠は重視されていません。
特に日本は、徹夜=飲酒であるという興味深い論文を紹介します。
この研究では、40人の被験者を2つのグループに分け、作業能力を比較する実験が行われました。
断眠(徹夜)グループ
1つは28時間の断眠(8:00-翌日12:00)
飲酒グループ
平均血中アルコール濃度が0.10%に達するよう8:00から30分間隔でアルコールを摂取。
断眠グループ、飲酒グループの両方でパフォーマンスが大幅に低下する結果になりました。
また、断眠グループでは、1時間あたり0.74%パフォーマンスが低下していきました。
つまり、取るべき睡眠を省いて覚醒し続けることは、飲酒時と同じように作業能力が低下するということが示されました。
そのため、徹夜は軽視せず、しっかりと睡眠を確保しましょう。
参考文献:[fatigue, alcohol and performance impairment Drew Dawson & Kathryn Reid C et al., 1997 ]