今回は『脂質』の重要性についてお伝えしていきます!
早速ですが脂質は人間が活動する上で重要なエネルギー源となります。それだけでなくホルモンや細胞膜、核膜を構成したり、皮下脂肪として臓器を保護したり、体を寒冷から守ったりする働きもあります。
また、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収を促すなど、重要な役割を担っており、脂質は私たちの体にとっては欠かせない三大栄養素の一つです。
生活習慣病が社会問題となっており、肥満の原因となる脂質は、敬遠されがちですが、食事の量が少なくなりがちな高齢者の場合は、脂質の摂取量が不足するとエネルギーが不足して疲れやすくなったり、体の抵抗力が低下したりする可能性があります。
また、脂質とともに吸収される脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)が吸収されにくくなり、ビタミン欠乏になるリスクも伴います。
但し、脂質は摂り過ぎると肥満などの原因になるため注意が必要です。
過剰摂取により肥満傾向の人は、動脈硬化、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病の原因になるため摂りすぎないように注意しましょう。
目安としては1日の総摂取エネルギーの内、2割〜3割の割合で摂取することを意識してみてください。