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巻き肩の原因と改善

こんにちは。

Fitness Gym No.(フィットネスジムナンバー)です。

 

本日は巻き肩の解剖学的視点からアプローチ方法についてご紹介していきます。

巻き肩とは、肩関節が本来の位置より内側にねじれ、肩先が体の前方に突き出た状態を指します。

一見すると姿勢が悪く見えるだけかもしれませんが、複数の筋肉や骨格の複雑なアンバランスが潜んでいます。

 

⚪︎巻き肩を引き起こす解剖学的要因

・筋肉のアンバランス:筋肉には肩を内側に引っ張る筋肉(内旋筋:大胸筋、広背筋など)と外側に引っ張る筋肉(外旋筋:棘下筋、小円筋など)があります。

・内旋筋の過剰な発達と外旋筋の弱化:デスクワークやスマートフォンの操作など、腕を内側に使う動作が多い現代人の生活習慣は、内旋筋を過剰に使い、一方で外旋筋をあまり使わない傾向を生み出します。このアンバランスが肩関節を内側に引っ張り巻き肩の要因となります。

⚪︎関節包野人体の拘縮:肩関節は関節包という袋状の組織や人体によって支えられています。

・前方組織の拘縮:長時間同じ姿勢を続けること肩関節の前方にある関節包や靱帯が硬くなり、肩が外側に開きにくくなります。

⚪︎胸郭の歪み:肩関節がスムーズに働くには、土台となる胸郭の安定性が重要です。

・胸椎の後弯(猫背):猫背になると、肩甲骨が外側に開き、肩が内側に丸まりやすくなります。胸郭の歪みは、肩関節の位置にも大きな影響を与えます。

 

⚪︎巻き肩へのアプローチ方法

・ストレッチで前側の筋肉を緩める:胸や肩の前側の筋肉(大胸筋、三角筋前部など)を伸ばし、方が内側に引っ張られるのを防ぎます。

・トレーニングで後ろ側の筋肉を鍛える:背中や肩の後ろ側の筋肉(菱形筋、僧帽筋中部、下部、三角筋後部など)を鍛え肩を正しい位置に引き戻します。

・日常生活で姿勢を意識する:立っている時も座っている時も肩を後ろに引き、胸を開くように意識して、スマートフォンやパソコンの使い方も見直す。

 

姿勢改善には継続が重要です。ストレッチやトレーニングを少しずつ日常生活に取り入れていきましょう。